こんにちは!チップです!
2023年8月からアメリカの中西部にあるパデュー大学に交換留学をする予定です。
今日は「業務スーパージャパンドリーム財団」の奨学金についてお話しします!(以下、業務スーパー奨学金)
まずは第一弾! 書類審査編!
なんと、私は業務スーパー奨学金の書類審査と面接審査を合格し、奨学金の支給が決定しました。
「通るなんて無理、、、」って思っているあなた!
工夫次第で書類審査を通過することができます!
合格者である私が、どのようなことを意識して書類を提出したのか詳しく解説し、書類審査のコツを伝授します!
面接審査にご興味がある方はこちらの記事もご覧ください。
以下の情報は、2023年度派遣留学生募集要項を基にしていますが、変更されている可能性もあります。最新の情報は業務スーパージャパンドリーム財団の公式HPをご確認ください。
概要と特徴
事業の目的
様々な日本文化を諸外国に広めていくことを通じ、我が国と諸外国との間の国際相互理解をさらに深めていくこと
つまり、業務スーパー奨学金は、日本の文化を発信することのできる若者を募集しているのです。
書類審査を通過するための第一歩は「財団が求めている奨学生像を理解すること」。そうでないと意図に合わない書類を提出してしまいます。
財団の目的をしっかり意識した上で、書類を書くことが重要です。
対象の留学プログラム
6 ヶ月又は 1 学期以上の大学間又は部局間協定に基づく語学研修を含まない留学プログラム。ただし、文系学部の学生においては、協定の内容として以下のいずれかが含まれる留学プログラムに限ります。
・在籍大学において単位が認定される旨(後に単位を互換するかは問いません)
・留学先大学への授業料を支払う必要がない旨
大学が提供する交換留学制度を利用した留学を考えている方には、業務スーパー奨学金はぴったりです。ただし、対象外の方も多くいますので、しっかり確認することが大切です。
支給額
【奨学金(月額)】
北米、シンガポール、欧州、中近東など:20万円
アジア(シンガポールを除く)、大洋州、中南米、アフリカなど:15万円
【留学一時金】
アジア地域(シンガポールを含む):15万円
その他の地域:25万円
留学期間にもよりますが、私の場合は合計で約200万円の奨学金を受け取ることができます。
本当に助かる、、、。
数多くの奨学金を調べましたが、こんなにも手厚い奨学金はほとんどありません!
募集人数
700名
意外と多い!!
全国から応募が集まるので、狭き門ではあるものの、チャンスは十分にあると言えるのではないでしょうか。
学力基準と語学力基準
どちらとも、基準を超えるためには時間がかかるものです。業務スーパー奨学金を目指す方は早くから準備を進めた方が良いでしょう。
書類の準備
書類のポイント
- 論理性
- 具体性
- ビジュアル化
- 選考する側に立ってみる
「視野を広げたい!」「語学力を向上させたい!」
このような曖昧な志望理由では選んでもらえません。
財団としても高額な奨学金を渡すのですから、具体的で論理的な目的を持った若者に奨学金を渡したいと考えているに違いありません。
そこで忘れてはいけないのが、財団が奨学生を募集している「目的」です。
業務スーパー奨学金の目的は「様々な日本文化を諸外国に広めていくことを通じ、我が国と諸外国との間の国際相互理解をさらに深めていくこと」です。
この目的に当てはまるような人物であることを強調する必要があります。
また、最後の自己PRでは、写真や絵を使ってビジュアル的に印象に残すことも意識しましょう。
私は性格と生い立ちについて、おもしろおかしく伝えられるような漫画を目指してイラストを作成しました。
正直、絵は全く上手くありません(笑)
でも、私を知ってもらうことが一番大切だというマインドで何とか描きあげました。
書類審査でテーマになっているものは、互いに関連していることが多いです。前後のテーマを上手く使いながら説得力のある文章を作成することを心掛けてみてください。
留学先を選択した理由
「私にはこの留学先がぴったりなんです!」「ここじゃないとダメなんです!」ということを強調することが大事です。
自分の理想や学びたいことと結びつけるように意識をしました。
そして、その留学先の魅力をデータでサポートできるとさらに良いと思います。また、「他の大学と違う○○がある」というように、他の留学先との差別化をすることも心がけました。
留学先で学びたいことや経験したいこと
過去→現在→留学
この流れを非常に重視しました。
つまり、
「過去にこのようなことがあって、現在はこのような問題意識を持っており、留学をして○○を学んだり、経験したりしたい。」
という記述を意識すると良いです。
ここでは具体的な経験やデータを上手く使うと、より説得力のある文章を作成できると思います。
留学先で学んだことを将来にどう活かすか
まずは明確なキャリアプランを立てることが重要です。
学んだことを活かすために既に準備していることを強調すると良いでしょう。
現在、行なっている活動や、キャリアプランの中でどうやって活かすのかを具体的に書くことを意識してください。
どうしても将来のことになると抽象的になってしまいがちなので、いかに具体的に書くことができるかで勝負が決まります。
私は、帰国後すぐに行うことと、卒業後に行うことに分けて記述しました。
無理に背伸びをして、実現可能性の全くないことを書く必要はありません。面接審査で詳しく聞かれた時に答えられなくなってしまいます。
キャリアプランを立てることは、時間も労力もかかりますが、奨学金に合格するためだけではなく、有意義な留学生活を送るためにも、欠かせないことです。
これを良い機会にじっくりと考えてみてください。
将来の夢
1つ前の「留学先で学んだことを将来にどう活かすか」との差別化が難しいところではありますが、私はもう一段階、規模や時間軸を大きくした目標について書きました。
自己PR
私は自分の強みである行動力を示す文章と写真、そして自分を表すイラストを作成しました。
何千枚もの書類を読むことを考えてみてください。文字ばかりの書類よりも、写真やイラストを使ってビジュアル化されているものの方が目を引くものです。
文章の方が多くの情報を伝えられるかもしれませんが、ここはぐっとこらえて、写真やイラストでいかに情報を伝えられるかを考えてください。
絵が得意でなくても大丈夫!一生懸命描けば、思いは伝わるはずです!
書類審査後の流れ
大学を通して、書類審査に通過した旨の連絡があり、面接審査の日時と場所が指定されました。
基本的に指定された日時は変更できないので、面接が予定されている時期に、旅行などの予定は入れない方が無難です。
面接審査の時に、書類審査で書いたことと全く異なることを述べるということにならないように、必ず資料は保管しておきましょう。
おわりに
業務スーパー奨学金では、留学中に約200万円のサポートを受けられます。円安に加え、物価が上昇しているアメリカに留学するので、合格をいただき、本当に感謝しています。
この記事が一つの経験談としてお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!