こんにちは!
2023年8月からアメリカのインディアナ州にあるパデュー大学に交換留学に来ているチップです。
今回は留学で必須である保険についてお話します。
交換留学先に「この保険に加入してください」と言われて、何も考えずに加入しようとしていませんか?
実は留学先の保険に関する手続きの中にWaiverという制度があるのです。
Waiverとは何か?と思われる方もいらっしゃる思います。
簡単に言うと、条件さえ満たせば、「他の保険に入っているので、留学先の保険には入りません。」と断ることができるのです。
自分で見つけた保険の方が留学先の指定する保険よりも満足できるものであったら、わざわざ二重に保険をかける必要はないですよね。
基本的にJ1ビザで交換留学に行く場合、留学先の大学が指定する保険に加入することが義務づけられていると思います。
私の留学先では、1年間の保険に加入した場合15万円ほどかかる予定でした。
交換留学と言ってもお金がかかりますよね、、、。
奨学金について興味のある方はこちらの記事もご覧ください。
結局、私は所属している日本の大学が提供している海外留学保険のみに加入し、Waiverを申請しました。
個人的に感じた日本と留学先の保険のそれぞれのメリット、そして私が実際に経験したWaiverの手続きにおけるトラブル談を紹介したいと思います。
留学保険に加入することの重要性
そもそも留学保険に入ることに意味があるのか?という疑問を持たれるかもしれませんが、私の考えでは絶対に入っておいた方が良いと思っています。
アメリカで知り合った友人は保険に加入していないにも関わらず、事故に巻き込まれてしまい、手術と数日間の入院を余儀なくされました。噂で聞くには数百万円の医療費が請求されたそうです。(あまりにも大きな問題なので、本人には確認できませんでしたが、、、。)
アメリカでは救急車を呼ぶのもお金がかかります。それも結構な額です。
また、留学保険のメリットは医療費だけではなく、盗難や賠償責任などがセットになっているものが多いという点です。
留学中はどれだけ注意していても、どのようなトラブルに巻き込まれるか分かりません。自分は大丈夫とは思わずに、保険に加入することを強くオススメします。
保険のカバー内容
私が加入しているのは、所属している日本の大学の学研災付帯海外留学保険です。これは、ケガや病気に関する保険のみならず、持ち物に関してや、他人にケガをさせてしまった場合なども含まれていました。
海外旅行中のサポートもしっかり整っており、もちろん日本語で対応してもらえるので安心だと思います。
しかし、歯科治療に関する補償は含まれていなかったため、これは懸念点になりました。
日本の保険 vs. 留学先の保険
日本の保険のメリット
- 日本語が通じる
- 自己負担額(Deductible)がないことがある
- 留学先の保険よりも安いことがある
言語の壁がないのは、トラブルに巻き込まれた際の安心材料になると思います。
また、留学先の保険では、例えば「200ドル以内の医療費は自己負担しなければならない」のようなDeductibleについての条件がありましたが、日本の保険では最高金額内であれば全額補償になる場合が多いのではないでしょうか。
そして、所属している日本の大学が提供している海外留学保険は、留学先の保険の半額ほどの金額でしたので、比較的に安かったと思います。
留学先の保険のメリット
- 留学先の医療施設で診察を受けた際に保険の手続きがスムーズ
- Waiverの手続きが不要
- 日本の保険より補償内容が留学生活に適している可能性がある
私の留学先には診療所があるのですが、そこで留学に必要な結核の検査を受けた際に、保険の手続きが少し複雑でした。おそらく留学先の保険に加入していればスムーズに手続きができたと思います。
また、日本で加入した保険がWaiverの条件を満たしていなかったり、申請が上手くいかなかったりした場合には、留学先の保険にも加入しなければならないというトラブルが発生する可能性があります。
たとえWaiverの条件を満たしていたとしても、補償内容は日本の保険と留学先の保険では違うと思います。留学先の保険の方が、より海外での生活に適した補償内容である可能性もあります。
Waiver申請のトラブル経験談
私は日本の保険に加入し、Waiverを申請するという選択をしました。
しかし、Waiverを申請する時にトラブル発生。必要書類をそろえて留学先に提出したのですがWaiverの許可が下りない!
何回かトライしましたが、結局、許可が下りないまま、日本を出発する日がきてしまいました。空港に着いても手続きに必死。保険会社に確認をしましたが、保険会社もなぜ許可が下りないのかがわからないとのこと。
留学先に到着してから、直接オフィスに確認に行くとにDeductible(自己負担額)についての記載がないため、許可が出せないということでした。
原因を突き止めることができ、何とか書類を用意しWaiverの申請が通りました。日本とアメリカでは、保険の仕組みが少し異なっていたために、手続きに奮闘しましたが、最終的には上手くいって良かったです。
これが上手くいかなかったら、日本と留学先の二重の加入になっていたかも、、、。
まとめ
いかがだったでしょうか。
何事も情報戦と言われますが、Waiverという制度を知っているか知らないかで何十万円も変わってくるのは大きな差ですよね。
日本の保険に加入するにせよ、留学先の保険に加入するにせよ、しっかりと比較検討を行った上で、意思決定をすることは非常に重要だと思います。
Waiverの申請には時間がかかります。また日本の海外留学保険に加入する場合は、基本的に出発前に手続きをしなければいけません。
今すぐ自分に合った留学保険をチェックしましょう!
アメリカに交換留学に行かれる方はビザの申請も必要だと思いますので、実際に私が困った問題にどのように対処したのかをまとめています。
交換留学に向けたお手伝いが少しでもできれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました♪